50代、更年期や離婚を乗り越えて「身も心も軽く」。心地よい暮らしをつくる工夫3つ

いくつになっても、元気で若々しい人の老けない秘訣をご紹介します。今回は、現在52歳のイラストレーター・柿崎こうこさんに、「自分らしい家づくり」について教えてもらいました。さらに、精神保健指定医のkagshun先生・イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が老けない暮らしのポイントを解説!

居心地のいい家づくりと心と体を整える習慣で、毎日が前向きに

【写真】ミニマムで心地よい柿崎さんの自宅「寝室」

小さな工夫を積み重ねて身も心も軽やかに

体力の低下や将来への不安…。年を重ねるごとに増えるそんな悩みを、柿崎こうこさんも抱えていたと言います。

「40代で離婚を経験。更年期に入ったこともあり、不安定な毎日が続いていました。そんな日々を変えたくてあれこれ試してみたものの、どれもしっくりこなかったんです。でも家の中を整えていると、不思議と心が落ち着いて。先を憂うより、今に目を向けることが大切なんだと気づいたんです」

家を快適に保つこと。心と体の状態を見直すこと。目の前にあるひとつひとつのことに向き合い、自分なりの工夫を実践するうちに暮らしが整い、心地いい毎日が送れるようになったそう。

「これからも小さな工夫を重ねながら、大好きなわが家で前向きに毎日を過ごしていけたらいいですね」

●柿崎さんをつくる5つの要素

どれも心と体の安定に欠かせないものばかり

これからも仕事を続けていくため、食と運動に気をつけ、健康第一で過ごしていきたいという柿崎さん。「快適な家と猫、そして友達は、心と体の安定剤。私の生活には欠かせません」

自分らしい家づくりでいつもごきげんに

「私、整え好きなんです」という柿崎さん。家の中にはいつもイキイキいられる秘訣がつまっています。

●ときめくものに囲まれて心にも栄養を

お気に入りのカゴには、食材やルーターを収納。「ものがむき出しだと部屋が雑然と見えてしまいますが、これならすっきり。空間にもよくなじみ、目に入るたびほれぼれします」

30年以上愛用している医療棚に並ぶのは、コツコツ集めた骨董の器たち。「使う器を選ぶ時間も楽しいんです」

●たくさんの植物に元気をもらう

床置き、棚の上、天井からのハンギング…。高低差をつけて植物を配置すると、緑に囲まれているような気分になれるそう。「グリーンのおかげで、部屋が和める空間になりました」

【ドクターズチェック】気にかける対象が多いほど、脳にいい刺激が

植物への水やり、剪定、葉の栄養状態への気配りなど、日常に注意の対象が増えるほど生活に緩急が生まれ、脳の認知機能に好影響。植物のリラックス効果も◎(kagshunさん)

●健康の基本として快眠できる寝室づくり

眠りに集中できるよう、寝室のインテリアはミニマムに。「スマホもベッドの近くには置かず、就寝前は見るのをやめました。おかげで以前よりよく眠れるようになった気がします」

【ドクターズチェック】体のメンテナンスのために十分な睡眠を

睡眠中は副交感神経が優位になり、心身のメンテナンスが行われます。睡眠不足の人が老けて見えるのは、その時間がたりないため。最低でも6~7時間の睡眠が若さを保つカギ(石原さん)

2023-11-15T11:07:38Z dg43tfdfdgfd