40代でも絶対に太らない私が「どうしても食べたいとき」にする2つのこと
自分を言い聞かせるのは難しい。
太りたくない。できることならもっと痩せたいと願いながら、毎日の食事と戦っている人はいませんか？ 特にダイエット中は無理に我慢することでリバウンドを生んでしまうこともあり、思うような体形コントロールができずに悩んでいる人も多いと思います。
パーソナルトレーナーや栄養士をつけるような本格的なダイエットも良いですが、そこまでお金をかけずに、自分を追い込み過ぎずに無理なくやりくりできたら最高です。
私は食文化研究家として、「食は人生を豊かにする」をモットーに、様々な食に対する専門家として活動していますが、人よりも食べる機会が多いために、「太らない食べ方」を追求してきました。
結果として、身長165.5センチ、体重は46.5キロ。BMIは17で体脂肪は17％。健康診断ではほぼAという健康状態を維持しています。
ここでお伝えしたいのは、私はもちろんのこと、どんな人も「どうしても食べたい！」という衝動は絶対にあるということ。
そして、自分を理性的に説得するのは難しいということ。そこで今回は、そんな欲求を上手に和らげる方法について、私自身が実践している2つの方法をご紹介させていただこうと思います。
◆スタートは「食べちゃダメ！」をやめること
まず一つ目は、自分に対して「食べちゃダメ！」と言い聞かせをしないことがスタートです。
つまり、どうしても食べたい時に自分を否定することでストレスが生まれ、リバウンドの引き金になる可能性があります。ですから、そのような場合は食べていいと、私は考えるようにしています。
もちろん日頃からの節制の意識は大切に、自分の頑張りをしっかり褒めてあげる（ごほうびデーを決める等）ことも忘れずに。心が楽しくないと、ダイエットが成功するはずがありません。
◆手段①「めかぶ」を先に食べてから、食べたいものを食べる
実は私、食べたくなったタイミングはもちろんのこと、普段の食事の前に「めかぶ」を食べる習慣があります。もちろん毎回必ずと言うわけではありませんが、自宅で食べる夕食は必ず、外出時のお弁当の際にできる限り携帯するようにしています。
このめかぶの効果は、トリトンフーヅによる研究によって実証・提案されている「めかぶファースト」という食べ方で、太らない食べ方として有名な「ベジファースト」以上の効果があることがわかっています。
血糖値の急上昇は食事で太る大きな原因の一つとされていて、インスリンが過剰分泌されることにより脂肪をため込みやすくなってしまうのです。
めかぶはこのリスクを緩和させることになるので、“最初にめかぶ”を習慣化させることでダイエットにつながります。
さらにめかぶは、減塩対策や糖尿病予防、免疫力アップや便通改善の働きも報告されている低糖質・低カロリー食品。私は「お守りフード」として、常に冷蔵庫にストックしています。
◆手段②食べることから逃げる。食べなくてもいい手段を見つける
先述のようにめかぶを味方にするようになってからは、大きな体重増加はありません。
しかしながら、もっと積極的にダイエットをしたい時に食べることをセーブできれば、効果は高まるはずです。
そこでふたつめの気楽な方法は、“食事を別の手段に転換する”という方法です。例えば食べたくなったら、温かいミルクティーを片手に散歩に出かけるようにしています。
スタバマニアでもある私は、スタバのティーラテ（ほうじ茶ティーラテ、チャイティーラテなど）をテイクアウトすることが自分のモチベーション維持に効果的であることに気がつきました。
もちろんミルクティー＆散歩にこだわらなくてもOKで、好きな映画など動画をゆっくり見る、気心知れた人と電話で他愛もないおしゃべりをするなど。私はこれを「食べることからの逃亡」と位置付けていて、想像以上の力を持つことを実感しています。
以上、いかがでしたか？ いずれにしても大事なのは、自分を追い込まないこと。ダイエットを成功させるには、自分を守ってくれる味方や優しい逃げ場が必要だと考えています。今回の話が、みなさまにとって少しでも日々のプレッシャーから解放されるきっかけになればうれしく思います。
＜文・撮影／食文化研究家 スギアカツキ＞
【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA！連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』（英語版）好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』（日本実業出版社）が発売中。Instagram：@sugiakatsuki／Twitter：@sugiakatsuki12
2023-11-10T00:19:54Z dg43tfdfdgfd